#11.⭐️精神疾患が薬だけでは治りにくい と感じるのは何故?

まず、精神医療を考えるにあたり、

見える世界と見えない世界についてもう少し認識を深めていきましょう。

 

一般的には、西洋医学の薬物療法はEBMエビデンスに基づいた治療法とされ、科学的であると認識されています。

 

(ただし、精神科領域のモノアミン仮説やドーパミン仮説については、未だ仮説の域を超えておらず証明されていないのですが、それは今は一旦横におきましょう…)

 

ですので、目に見える世界は「科学的」、目に見えない世界は「非科学的」と認識する方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、もう少し見えない世界を丁寧に見ていく必要がありそうです。

 

 

上の図のように、

人が視覚で見ることができる世界は可視光線の範囲だけですが、実際には見えない世界の周波数領域は存在し、それを見える動物がいたり、医療機器や携帯や電子レンジなどが日常生活に用いられたりしています。

聞こえる世界についても、人が聴覚で聞こえる可聴域以外に、聞こえない世界の音の領域も存在し、そこを活用して様々な機器が社会生活において活用されています。

見えない世界というのは、ヒトの五感で認識できる範囲を超えている世界も含まれており、非科学的なものだけでは決してなさそうです。

また、DNA🧬遺伝子研究で世界的な第一人者の故・村上和雄氏は、目に見える自然と、目に見えない自然の2つがある。目に見えない自然の働きをサムシング・グレート(大いなる存在)という。その働きがなければ、生き物は生まれない。生まれても生きられない。その人間の叡智を超えた、目に見えない大自然の、サムシング・グレートのメッセージを、これからは科学者が伝えていくことが必要」と話されていました。

目に見えないけれど、未だ科学者が伝えられていないけれど確実にあるもの、 それは「非科学的」なのではなく、「未・科学」なものなのでしょう。

 

 

 見えない世界を丁寧にとらえていくとミクロやマクロの世界も含まれるでしょう。

私達は、体や皮膚や臓器や血液の赤い色くらいまでは肉眼で見えますが、細胞一つ一つよりももっと最小単位のミクロの世界になると顕微鏡でもみることが出来ません。概念の世界で見ている・知っているだけになります。逆に、反対に惑星や宇宙や銀河といったマクロの世界もまた、学んだ知識や概念で捉えているにすぎません。

質量や重力を加味できないほどのミクロの世界は、物理学でなく量子力学の法則で「粒子でもあり、波でもある。また観測者の有無により結果が変わる。」と表現されると同時に、まだ全て科学的には証明されていません。

ですので、脳をミクロの世界の方向へ見ていった時のヒトの脳神経細胞間隙の距離は非常に小さい単位で、量子力学の法則も適用されるため、

薬の物質的な作用だけでなく、波である周波数や波動の影響を充分受けてしまう(見えないけれど再現性がある)可能性がここにあると思われます。

 

 

また、

物理学者アインシュタインは、

「現代科学に欠けているものを埋め合わせてくれる宗教があるとすれば、それは仏教です」「近代科学と両立可能な唯一の宗教です」と述べており、

湯川秀樹(素粒子研究・ノーベル賞)も、

「諸行無常」という思想がある仏教は、現代物理学の量子論とも親和性を示しているといいます。

  

科学的に証明されていなくとも、仏教における色即是空、空即是色の「空」の世界を、これまでも人類は認識してきており、

このように意識を拡大して、諸法無我、諸行無常、因縁生起などの仏教的な教えが腑に落ち、

物事をありのままに観れることは、

多方面における私達の悩み苦しみからは見事に解放されることになるでしょう。

  それは、西洋医学の薬物療法の効果とは比べものにならないほどの、治癒効果をもたらしています。

 

以上をまとめると、

・五感で知覚しきれない見えない世界、またマクロからミクロまでの見えない世界があり、ヒトの脳神経細胞レベルでは、薬など物質の影響だけでなく、量子力学的な法則の影響も多大に受けうるため、周波数や波動に対して理解と実践が必要であること

・悩み苦しみを色濃く感じる意識は、多角的に捉え、物事をありのままに観ることの出来る意識を育て拡大していくことで、飛躍的に改善すること

等の理由から、薬だけでない改善の伸びしろ部分が重要だと感じます。

 

私は、最初は薬と併用してで構わないので、

見えない(未だ科学で証明されていない)世界の

波動や周波数、意識の拡大(多角的な観方、捉え方)を取り入れることが

とても大切(必須)だと思っています。